真山仁さんの「マグマ」レビュー

こんばんは(*´−`*)ノ

真山仁さんの「マグマ」レビューです。
この本はエネルギー問題のお話ですね!

書かれた時期は2008年ほどのお話なので,その時から原発の問題は少なくともわかっていたことですね。
ドイツは日本の原発事故で日本よりもっと原発問題について話し合われています(*´−`*)ノ
そのことからも日本人の意識の薄さを感じさせられてしまいます。

日本人は原発という神の火を手に入れ,それを享受することに慣れきってしまっています。そして後戻りができなくなっている。
それは日本人社会の未熟なところにあるのだと書かれています!
社会未熟であるがゆえに自然との共生という言葉を軽々しく使い,何も考えずに責任と意識を持つことを放棄している。
だから今があるのだと思います!!
残念ながら今あるデモも社会の未成熟さの結果ではないでしょうか。。
原発代替エネルギーを作る時間,電力に対する意識を持つ時間は十分にありました(*´−`*)ノ
ですが自分たちに不利益が被ったためだけに止めろというのではそれは少し酷な話ですね。
そう先導したのが政府ということなら,それはそれで社会を未成熟なままにした政府が責任をとるべきでもあります!

難しい話はよくわかりませんが,ツイッターやネットに踊らされる前に,自分たちで情報を取捨選択して,もっと自分で何をすべきなのか考えなければいけないのではと思いました。

ここからは内容ネタバレありかもです!
この本はハゲタカファンドと呼ばれる買収ファンドが地熱発電の企業を買収することから始まります。
本当はもっといろいろあるのですが・・・それは読んでください。

買収ファンドの新しい女社長になる野上妙子がいろいろな敵と繰り広げていく物語も面白いですが,やはり見所は地熱発電に人生を捧げた研究者,御室の物語です !
彼はどうしてそこまで地熱にこだわるのか,涙なしには読めませんでした。
そして元社長であり,買収の際にも会長として残った安藤の物語もかかせません。
この二人の人生を是非読んで堪能してください!!

それではまたです(*´−`*)ノ